女王様の機嫌を損ねないように、ソファーに座った理奈へ飲み物を差し出してやるとまんざらでもない顔で笑う。 そんなふとした顔は正直……可愛い。 さぞかし社長に気に入られてる事だろう。 ま、俺的にはさっきの話で言うなら前者。控えめで尽くしてくれる系の女の方が好みだから間違っても理奈との寿退社はありえないけど。 そんな事を思っているとは少しも顔に出さず、タイミングを見計らって声をかける。 「お背中でも流しましょうか?」