寝不足で憔悴しきった俺の顔を見て、社長は笑う。 「ギブアップか?」 ……と。 ったく。いや、信頼が無くて当然か。 「いえ、会社の為になる、最善のプランを考えてきました」 お前が?と言わんばかりの視線に負けるかと背筋を正すと、一言一言丁寧に話し始め……