もう曲がらない。その位の勢いで90度以上俺の頭は下がっていた……と思う。 やれと言われたなら土下座だって厭わない。 怖いくらいの沈黙の時間が通り過ぎ…… 「そうか」 とだけ漏らした社長の顔は、怒りの中にも何故か困惑の表情も湛えているようにも見えるから、理解に苦しむ。 「本当にどうしようもない……君のせいで、こんなに周りが振り回されているとはな」