そして……カフェで向かい合った俺へ、カウントダウンのように将来が宣告されていく。 新居がどうだとか 住む場所だとか 更には新婚旅行の話まで。 かなえ? お前はまだ気付いてないかもしれないけれど、俺をまっすぐ見ないままそうやって夢ばかり見ていたって それは幻想に過ぎないんじゃないかって、俺にはそんな気がする。 もちろん、そんな事を言える筈も無く、にこにことその話題に相槌を打って……。 そんな仮面を貼り付けていても、それでも割り切れない事が一つだけ。