クラスごとに並べられたパイプ椅子に座って、十分ほどして、入学式が始まった。
祝辞を読みあげる校長の長ったらしい話のせいで、あちこちであくびが伝染してように出ている。
長いなぁ、と環奈はうつむき加減になり、上履きの先を見つめた。
「ねえねえ、校舎の入口におじいちゃんみたいな先生いたの見た?」
「見た見た。頭真っ白の人でしょ」
「あの先生、春山先生っていうんだけどまだ五十歳前らしいよ」
「はぁ、それマジ?おじいちゃんかと思った」
祝辞を読みあげる校長の長ったらしい話のせいで、あちこちであくびが伝染してように出ている。
長いなぁ、と環奈はうつむき加減になり、上履きの先を見つめた。
「ねえねえ、校舎の入口におじいちゃんみたいな先生いたの見た?」
「見た見た。頭真っ白の人でしょ」
「あの先生、春山先生っていうんだけどまだ五十歳前らしいよ」
「はぁ、それマジ?おじいちゃんかと思った」

