環奈は目を薄く閉じ、こくりとうなずいた。 「私も市川くんと高校生活送りたい。よろしくお願いします」 ぱあっ、と雅彦の顔が輝き、そのに胸抱きしめられた。 雅彦の胸板はあつく、息苦しくて、恥ずかしかったけど嫌ではなかった。 「これからよろしくな」 「うん……」 体育館の裏で環奈と雅彦はしばらくそうして、お互いの体温の温かさに目を閉じていた。