顔をあげた雅彦が切れ長の目で環奈を見つめてくる。
「藤原さんが、言ってくれたから、おれ立ち止まれたんだ。
同級生や教師とか他の奴らに注意されても、お前らに俺の気持ちがわかるわけがない!と思って、何も心に届いていなかった。
だけど、藤原さんがあの日、教室で俺に言ってくれたこと……あれだけが氷みたいだった俺の心を少しずつ溶かしてくれたんだ」
雅彦は大きく息をついて、話を続ける。
「藤原さんが、言ってくれたから、おれ立ち止まれたんだ。
同級生や教師とか他の奴らに注意されても、お前らに俺の気持ちがわかるわけがない!と思って、何も心に届いていなかった。
だけど、藤原さんがあの日、教室で俺に言ってくれたこと……あれだけが氷みたいだった俺の心を少しずつ溶かしてくれたんだ」
雅彦は大きく息をついて、話を続ける。

