「大事な物を失ったら、なにもかもどうでもよくなる気持ち。わかるよ。私もお父さんとお母さんが交通事故で死んだから、市川くんが夢を失った気持ち、わかる。市川くんと私は似ているってずっと思ってた」
環奈が潤んだ目で言うと、雅彦は、はっとした顔をして、手を離した。
「私もなにもかも嫌になって、友達を遠ざけた。
私はこんなに辛いのに、なんであんたらは普通に幸せそうなのって。
だけど、そんなことしたって、なにも変わらないよ!
気づいたときには、本当になにもかも無くなってしまうよ!
環奈が潤んだ目で言うと、雅彦は、はっとした顔をして、手を離した。
「私もなにもかも嫌になって、友達を遠ざけた。
私はこんなに辛いのに、なんであんたらは普通に幸せそうなのって。
だけど、そんなことしたって、なにも変わらないよ!
気づいたときには、本当になにもかも無くなってしまうよ!

