復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

雅彦にとってサッカーはなによりも大切な存在だったに違いない。夢でありすべてだった。それを失った雅彦は、周りと関わることを避けているのかもしれない。

私はまどかおばさんがいたから、やって来れたけど。大丈夫かな……。

環奈は密かに心配していたが、雅彦はブレーキが壊れた自転車が坂道を下るように、不良のようになっていった。
髪の毛を金髪に染めて、不良グループと付き合うようになった。

「総長様みたいな雅彦くんもカッコいい〜」と女子たちは色めき立つ。

硬派だった雅彦は見かけるたびに彼女が変わるチャラ男になっていた。

指導室に呼び出された雅彦が「ぶっ殺すぞ!」と怒鳴り散らし、パイプ椅子を投げつけ、窓ガラスを割って大騒ぎになったことがあり、駆けつけた母親が平謝りするのを見たことがあった。

小柄なお母さんが何度も教師に謝る姿はいたたまれなかった。