復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

勇吾も記憶喪失となった今、真実を知る人間はもう誰もいない。

私は前だけを見て生きるんだ……。環奈はそう心の中であらためて、誓った。

雅彦と病院内を並んで歩く。

すると、「お世話になりました」と若い夫婦がベビードレスを着た赤ちゃんを抱いて、看護師たちにあいさつをしていた。

出産を終え、退院するらしく、父親が大荷物を抱えている。母親の抱いた小さな赤ちゃんの顔を見て、溶けそうな笑顔を浮かべていた。

微笑ましい気持ちになり、環奈はその夫婦の横を通りすぎるとき、赤ちゃんの顔を見た。