復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

一生懸命歩く雅彦の横顔を見ていると、ふっと心の奥底にいるもうひとりの自分がそっと語りかけてきた。

ーーあの時。本当に恐ろしかったのは誰? 
七つの大罪を持っていた人たちよりも恐ろしかったのは……。

環奈は自分の手のひらを見つめる。

真っ黒な欲望に支配されていたのは、他でもない……。私だった……。

マリア様に使い人として騙されていたとはいえ、この手のひらは、六人もの人の命を奪った。
見えないけど、この手は血ぬれている。

環奈が立ち止まり、物思いにふけっっていたので、雅彦が振り返る。

「環奈どうした?」

雅彦が声をかけてきたので、環奈はハッとした。

「ううん、今行く」と笑顔で答える。

あの夜から何度もわきあがってくるその思いを環奈は心の奥底に、そっとしまいこんだ。