復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

環奈はポケットから、あの指輪を取り出した。
石が砕けてしまい、リングの部分だけになったが、大事に持っている。

「ずーっと待ってるから」

環奈が笑顔で言うと、雅彦の表情が柔らかくなり、こくんとうなずいた。

「環奈、いつもありがとう」

雅彦と環奈はそっと抱きしめあった。雅彦の肌の匂い、体温。目を閉じて、その幸せを胸いっぱいに環奈は吸い込む。

音をたてて、北風がふきあれる。

「寒くなってきたね。そろそろ中に戻ろうよ」

「よし、競争だ!」と雅彦がおどけた口調で言い、リハビリ用の杖をついて歩き出す。

環奈は笑いながら、その横を歩く。