勇吾にあいさつをして、環奈は入院室を出た。
そろそろ雅彦のリハビリが終わる頃だ。
病院の中庭のベンチに雅彦は座っていた。リハビリ用の杖を使い、ここまで来てくれたのだ。
「寒くなってきたね」
環奈はそう言いながら、雅彦の隣に腰かける。
「そうか? おれはリハビリしすぎて暑い。ひとりだけ常夏気分だ」
「汗かいてるよ」と環奈は笑った。
他愛のない話をしながら。環奈は幸せを噛みしめる。
冷たい冬の風、雲ひとつない青空、雅彦の笑顔。すべてがキレイだ。
「あー早く退院して学校に行きたいな」
雅彦が、悔しそうにつぶやく。
「焦らないの」と環奈は諭す。
「だって……」と雅彦の顔に不安の色がよぎっている。
そろそろ雅彦のリハビリが終わる頃だ。
病院の中庭のベンチに雅彦は座っていた。リハビリ用の杖を使い、ここまで来てくれたのだ。
「寒くなってきたね」
環奈はそう言いながら、雅彦の隣に腰かける。
「そうか? おれはリハビリしすぎて暑い。ひとりだけ常夏気分だ」
「汗かいてるよ」と環奈は笑った。
他愛のない話をしながら。環奈は幸せを噛みしめる。
冷たい冬の風、雲ひとつない青空、雅彦の笑顔。すべてがキレイだ。
「あー早く退院して学校に行きたいな」
雅彦が、悔しそうにつぶやく。
「焦らないの」と環奈は諭す。
「だって……」と雅彦の顔に不安の色がよぎっている。

