復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

さらに、おはよう、と言っていないことに気づき、ますます焦ってしまった。

「市川くん、おはよう」

昔の名残で名字で呼んでしまい、しまった、と思ったとき、雅彦が手のひらを頭にのせてきた。

「雅彦って呼ぶって約束したじゃん。はい、やり直し」

雅彦がイタズラっぽく笑いながら言う。恥ずかしくて、環奈は視線を少し落とす。

「……雅彦、おはよう」

少し震えた声で言うと、ポンポンと頭を優しくなでられた。

「よくできました」

さて、と雅彦が、一歩前に出る。

「そろそろ行こうか。入学式始まっちゃうぞ」