藤原環奈の落ち込む顔を見ながら食べる甘いお菓子とジュースは、格別に美味しかった。人の不幸は蜜の味というが、似ているのかもしれない。 環奈の気持ちなんて知ったことではない、と真紀は思う。 ただ、美味しい物が食べられればそれでいい。 そんなことを思いながら、真紀は食べかすのついた口で大笑いした。