復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

校舎と校舎の間には中庭があり、桜の木が植えられている。

その桜の木の下に、ベンチが置かれていた。

春から夏にかけて、青々としていた葉は今は秋の色に染まっている。

環奈はベンチに腰掛け、スマホで携帯小説を読むことにした。

ランキング一位の恋愛小説をタップして夢中で読む。

最終章に差し掛かったころ、あたりは夕焼けに包まれていた。

校舎が赤くなっている。気味が悪いな、と環奈は顔をしかめた。

もう夕方の六時過ぎだ。もうすぐ雅彦の練習が終わる頃だろう。

ずっとスマホの小さな画面とにらめっこしていたので、首が痛い。目も乾燥している。