今日は音楽科の演奏会当日。
奈穂とともに音楽ホールに来ていた。
「え」
時雨に人が集まらないと言われていたからどうせ席は空いてると思い、少し遅めに来た私たち。
会場に入ると同時に2人そろって固まった。
「時雨の嘘つき。満席じゃん」
そう。席は満席。
立ち見の人ももうチラチラ場所を陣取っていた。
それに加えて報道陣も多い。
「そっか。今日は今年1回目の演奏会。しかも真城さんと野山くんが出るって言ったら確かにこうなるね」
「そういえばわがまま姫と無愛想王子テレビ出演多いもんね。あーあ、もっと早く来れば良かった」
仕方なく立ち見の場所をとった。
でもそこはカメラを構える報道陣たちのとなり。
こ、この人.....結構鋭く切り込んでくる人だ。
バレたら明日の新聞の一面で出される。
それは勘弁して欲しい。
「な、奈穂。ちょっと移動しない?」
「え?ここが1番見やすいじゃん」
「お願い」
パチッと手を合わせ、お願いポーズ。
「まぁいいけど」
「ありがとう!」
うっ。今ジロッ手見られた気がする。
早く逃げよう。
奈穂とともに音楽ホールに来ていた。
「え」
時雨に人が集まらないと言われていたからどうせ席は空いてると思い、少し遅めに来た私たち。
会場に入ると同時に2人そろって固まった。
「時雨の嘘つき。満席じゃん」
そう。席は満席。
立ち見の人ももうチラチラ場所を陣取っていた。
それに加えて報道陣も多い。
「そっか。今日は今年1回目の演奏会。しかも真城さんと野山くんが出るって言ったら確かにこうなるね」
「そういえばわがまま姫と無愛想王子テレビ出演多いもんね。あーあ、もっと早く来れば良かった」
仕方なく立ち見の場所をとった。
でもそこはカメラを構える報道陣たちのとなり。
こ、この人.....結構鋭く切り込んでくる人だ。
バレたら明日の新聞の一面で出される。
それは勘弁して欲しい。
「な、奈穂。ちょっと移動しない?」
「え?ここが1番見やすいじゃん」
「お願い」
パチッと手を合わせ、お願いポーズ。
「まぁいいけど」
「ありがとう!」
うっ。今ジロッ手見られた気がする。
早く逃げよう。