大学を卒業したあとは、ピアニストとして世界中を飛び回っている。

あと.....惺くんにプロポーズされ、生涯を共にすることを決めた。

あまり会えていなかった星羅ちゃんとも大学卒業をきっかけに会える時間が多くなり、今はよく3台ピアノでリサイタルなんかも開いたりしている。

そのとき見に来てくれてた奈穂や時雨やアレンなんかとも久しぶりに再会し、みんなで飲みに行ったりもするんだ。

そう考えるとみんな私の運命の人なんだと思う。


それと私にとっての1番の変化は.....

「ママー!どうしよう.....」

「どうしたの?玲亜(れあ)」

「ここのね、弾き方がわかんなくなっちゃったの」

「わかったからちょっと待って」

そう、私にも子供が生まれたのです.....!

現在小学1年生の玲亜だけど、私や惺くんの影響を受けて、毎日ピアノをがんばってる。

この子の演奏はどっちかって言うと私に近いような気がする。

いや、違うかも。

これもまた不思議なことだが、先生の演奏にすごく似ているんだ。

澄み切った最高の音色もそうだし、何より音楽の作り方がそっくり。

.....うーん、不思議だ。


まぁそんな感じで楽しい日々を送っている私。

今日は玲亜の初めてのコンクール。

朝から惺くんはなぜか物凄く慌てていて落ち着きがない。

これが言わゆる親バカって言うやつですね。

よっぽど玲亜の方が落ち着いている。