「おっまたせー!」

そんなときちょうどよく奈穂が帰ってきた。

奈穂様〜!ありがとうございます!

「え?誰?」

「紗夜よ」

「さ、紗夜!?心配したんだよ〜!」

「ごめんね、奈穂」

「さぁ、3人揃ったし行きましょう!」

「おぉー!」

「え?どこ行くの?」

「確かに決めてなかったわ」

ズコッ。

適当すぎる私たち。



っていうか今考えたら私2人と普通に喋っちゃってる。

もう関わらないって決めたんだった。


「わ、私やっぱり行く場所思い出した。また本番で会おうね」

「え、行っちゃうの?」

「うん、じゃあね」

「わかったわ。また会いましょう」



「お母さん?.....うん、着いたよ.....うん.....うん、ありがとう。また電話するね」

「.....はい、無事着きました.....ありがとうございます.....桐花さんもですよ.....はい、失礼します」

到着の電話をお母さんと桐花さんにかけ終わった。

あとは.....

「ルイス先生ですか?.....はい、着きました.....え!?ありがとうございます!.....はい.....空港にいます.....すみません、ありがとうございます.....はい、失礼します」

先に来ていたルイス先生が迎えに来てくれることになった。