「サユ、お前さぁ、色々調べたとか言ってたけど全く分かってねえな。いいか?四季山小児童殺人事件は俺が人を殺してみたいという単純な好奇心から起こした単なる殺人事件なんだよ。いじめ被害者を守る為とか全くの嘘。俺はただ見てみたかったんだよ…人が死ぬところを。俺はただ感じたかったんだよ…人を殺す感触を。俺はただ知りたかったんだよ…『殺人』という禁断の実験を行った時、俺や俺の両親、被害者の遺族がどう狂っていくのかを!」
そう言ってお兄ちゃんはゲラゲラと笑っていた。悪魔のようなその笑い声に私は思わず耳を塞いだ。
うそ……
こんなの嘘だよ…
だってお兄ちゃんは…
「お兄ちゃんはそんな人じゃない…」
「残念ながらそんな奴なんだよなぁっ!ほら、俺をちゃんと見ろよ。」
私の叫びをかき消すように否定し、お兄ちゃんは私の頭をグッと掴んだ。
「サユ、これが殺人者の顔だ…。人を殺して悦に浸る人間社会の化物…それがお前の兄貴なんだよ。ほら、どうだ?これがお前が知りたかった事件の真実だよ。」
そう言ってお兄ちゃんはゲラゲラと笑っていた。悪魔のようなその笑い声に私は思わず耳を塞いだ。
うそ……
こんなの嘘だよ…
だってお兄ちゃんは…
「お兄ちゃんはそんな人じゃない…」
「残念ながらそんな奴なんだよなぁっ!ほら、俺をちゃんと見ろよ。」
私の叫びをかき消すように否定し、お兄ちゃんは私の頭をグッと掴んだ。
「サユ、これが殺人者の顔だ…。人を殺して悦に浸る人間社会の化物…それがお前の兄貴なんだよ。ほら、どうだ?これがお前が知りたかった事件の真実だよ。」



