サッカー部のOB会に、翼を連れて参加をした私は、職場から真っ直ぐ会場に向かった柊と別々に訪れた。

「おーっ!

高山っ卒業以来久しぶりだな。

息子か?

将来女の子泣かせそうな顔してるな」

すっかり昔よりもフタ回りくらい身体を成長させたキャプテンが翼を高く抱き上げて

「何歳だ?お名前は?」

と視線を合わせ話しかけた。

「つぅくん、三歳!

かたせつばさ、三歳だよ」

と柊とよく似た顔でにっこり笑った。