「…俺がなつの居場所になってやるよ」

真面目な顔をして真っ直ぐに私を見つめて柊は固く拳を握りしめていた。

「なんで俺…まだ高校生なんだろう…」

悔しそうにしている柊に私は泣きそうになった。

話さなければよかったと後悔した。