あたしは立ち上がって、部屋に戻ろうとした。

このまま一緒にいたら、恥ずかしくてどうにかなりそうだし。

「華」

そんなとき、響に呼ばれてた。

「なーに?」

軽く笑った。

その後、響はいつになく真剣な表情になった。

何かを言いかけたとき、風が吹いて花びらが空を舞った。

その花に包まれながら、響は言った。

「一生、俺の専属になる?」

「うん!」