朝には西宮さんと藤堂家のプライベートジェットが来た。

こんなの、ドラマでしか見たことない…。

「早く乗れ」

「は、はーい…」

呆気に取られながらも乗ると、行きと違う景色が見れた。

「すごい綺麗!」

「お前の方が綺麗」

「へ、変なこと言わないでっ」

「だって、事実だし?」

「もう!」

西宮さんはクスクス笑っていた。

「思いが届いたんですね」

「はい…」

「お二人とも幸せそうで何よりです」

響は照れているようだった。

可愛い。