「響は毎年行ってるんでしょ?」

「強制参加だからな」

「あたしも行かなきゃダメ?」

招待状に視線を落とした。

正直、場違いすぎるから行きたくない。

「一緒に行きたい」

響の願いなら行く。

「お願いだ」

「いいわよ。その代わり、ふさわしい格好にしてね?」

「もちろん。お前を綺麗な女にしてやるよ」

響はやる気でみなぎっていた。

もちろんあたしも。