食べ終わると響は寝てしまった。

相当辛いんだよね。

えらそうだし。

「……ん」

うなされているようだった。

さっきからずっとそう。

大丈夫なのかな?

そろそろタオルを変えようと立ったとき、袖を掴まれた。

「……い、くな」

あたしは何も言えなくて響に従った。

寝ぼけてるのかもしれないけど、響の願いなら一緒に居なきゃだよね。

響は袖を離してくれなかった。

「響……」

あたしは響の頭を撫でた。