フルーツポンチも絶品で真島くんの本性を疑った。

本当はそらちゃんに構って欲しくて問題児のふりをしてるとか?

「俺たちで洗い物するから、火の始末よろしく」

あたしと響で火の始末をすることになった。

やっぱり真島くん……。

「真島は城ノ内のこと、好きなんだろうな」

「あたしもそう思う」

響も思ってたんだ。

「……俺らを邪魔者扱いするよな。愛し過ぎだろ」

「そーゆーもんなんじゃないの?」

「……お前もそうなのか?」

え?

「右京を独占したいとか思うのか?」

独占したい…か。

あんまり思わないかも。

「あんまりかな」

「そうか」

「華ちゃん!ちょっと手伝って!」

そらちゃんに呼ばれて、その場を離れた。

あのまま居たら気まずかったな。