「では、各自でグループを組んでおいてください」

先生に言われ、皆グループを作り始めた。

「華ちゃん!一緒のグループになろうよ!」

「うん!」

そらちゃんは真っ先にあたしを誘ってくれた。

響はどうしてるかなと見てみた。

なんと、外を眺めていて立ってすらいなかった。

「響!一緒のグループになろっ」

「……お前がどうしてもって言うならいいけど?」

ほんと、素直じゃないよね。

人数は四人だったよね。

あと一人、どうしよう。

「あのさ、誘いたい人いるんだけどいいかな?」

そらちゃんは恥ずかしそうに言った。

「もしかして好きな人?」

「……まあ、そんなとこ」

そらちゃん、好きな人いたんだ。