ハロハロー!俺、マッシーの親友の佐野光助でーす、以後お見知り置きを!
さてさて、2組のチャラ系男子な俺だけど、なんでマッシーと仲良しなんだ?って不思議に思っちゃわない?
うん☆俺も不思議☆
本当に不思議なんだけど、まぁ初めて話したのは俺が教科書忘れちゃった日ー!
あ、いっとくけど、俺こんなんでも、一応進学校の生徒なだけあって勉強はちゃんとしてるからねー?
だからさー教科書忘れて困っちゃって。
あー、隣のクラスの誰かに借りるかーと思って、1組の方に行ったらちょうど出てきたやつがいて。
まぁ、男でも見惚れたよね!顔がかっこよすぎて!
そう、そのときちょうど出てきたのがマッシー。
学年、というか学校で噂のやつだから目立つわけよ本当に。とんでもなくイケメンで、思わず話しかけちゃったよねー!
で、貸してって言ったらちゃんと貸してくれてさ、「今日授業ないから返すのゆっくりでいいよ」とか優しいこと言ってくれるの!
こんなイケメンで実は優しいってなんなんこいつって感じだよねー!
そんで借りて、で、放課後返しにいってさ、
仲良くなりたいなーと思って話してみたら、
なんと好きなバンドが同じ‼︎ミラクル‼︎
で、俺が一方的に話しかけてるうちに仲良くなっちゃって。マッシーの親友の座を欲しいままにしちゃったってわけ!
もうね、マッシーってクールとか冷たいとか言われてるけどそんなことないんだよね!
仲良くなってすぐのときに、マッシーはどうやら同じクラスの隣の席の子?を好きになったらしくて。
マッシーレベルが好きになる子だから大層美人なんだろなーと思ってみにいったんだけど、
…うーん。
確かに可愛いけど、そんなすっごい美人とかいうわけじゃないし……、
いや、語弊があるといけないからちゃんと言うと、もちろん俺的にも好きな子なんて顔とかで決まるもんじゃないと思ってるよ?
だけどさ、マッシーほどの人ならすっごい人をとっ捕まえられるんだし、
なんであの子なんだろう?って思っちゃったの。
だけどなんか、マッシーの話を聞いてたら、
マッシーにとって唯一無二なんだなって思えたんだよね。