言いたい、言えない、キミが好き。



「もし良かったら教えようか?」

「……え?」

「今日みたいに朝とか、望月さんに時間があったら夏休みなんかでもいいし……」

「……」


特に難しいことを言われているわけじゃないのに、意味がすぐには理解出来なかった。


教えてくれる?
朝とか、夏休みに……?

それって……。


「どうかな?必要ない?」

ポカンとする私に、前原くんが首を傾げて訊ねてきて。


「ううんっ、ぜひっ!ぜひお願いします!」


私は両手を膝の上に重ね、机にぶつけそうな勢いで頭を下げた。