『言いたい、言えない、キミが好き。』を読んで下さり、ありがとうございました。

表紙にも書いておりますが、こちらは『キミが好きだと言えなくて。』を書き直したものになります。


私の中でとても大切なこの作品。

他サイトさんで選評をいただく機会があり、そちらでいただいたアドバイスを元に、以前公開していたものを書き直して再掲載させていただきました。



この作品を書くきっかけを少しお話させていただくと、私が昔実際に受けた【いじめられている男の子のことが好きです。どうしたらいいですか?】という、相談内容です。

その少し難しい質問に、当時の自分は何と言ったらいいか困ったのを覚えています。


連日報道されているいじめに関するニュース。

それを見ていてふと思い出したのが、そんな相談をしてくれた女の子のことでした。

そして、色々と考えているうちに、彼女のことを小説にしてみたいと思いました。


……と、言っても今もその女の子と連絡が取れるわけじゃなく、今どうしているかはわかりません。

なので、この小説は彼女の実体験というよりも、今の私が自分なりに考えたその質問への答えです。


もし現実から逃げてしまったり、自分のために誰かを裏切ってしまっても、後悔する気持ちがあれば……。

過ぎた時間は戻せないけど、嫌だなと思う自分を変えられるチャンスはある。

そんなメッセージを込めて、出来るだけ等身大の気持ちを意識して、この作品を書きました。


いじめをテーマにした作品は他にも沢山ありますが、恋愛感情を絡めたことで、他の作品とはまた違う感想が残れば……と。

読んだあとに少し優しくなれるような、そんな作品になっていれば、幸いです。


そして最後になりますが、こちら修正前の方の作品に素敵なレビューや感想を沢山いただきました。

あたたかなお言葉に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この場を借りて、改めてありがとうございました。


2019.12.30 Aki