言いたい、言えない、キミが好き。




そして翌日。私は宣言した通り、登校した。

ドキドキと、緊張しながら開けた教室のドア。
するとざわついていた教室内は、私の姿を見るなり静まり返って。


「わ、来た……」

「よく来れたよね」

「恥ずかしくないのかな……」


予想はしていたけれど、ヒソヒソと聞こえる声。

何を言われても全く傷付かないと言ったら嘘になる……けど。


「実優おはよー!」

「おはよう」


私を呼んでくれるいつもの声に、


「ふたりともおはよう!」


笑顔で返事して、駆け寄った。


「もー実優遅い。遅刻かと思った」

「ごめん。お母さんと話してたらちょっと遅くなっちゃって……」


いつも通り。まるで何もなかったかのように話してくれるふたりに、ホッとする。

ふたりがいてくれるから、大丈夫。


でも、そんな私達の様子を、怪訝そうに見る人もいた。

その代表が……渡辺さん。