「なに? どうしたの?」
スマホに目を向けたまま、固まってしまった私。
梨花が横から画面を覗きこんできて、便乗するように朱里も立ち上がって、覗きこんで。
「……何だ。心配して損した」
ふたりは声をそろえて、少し呆れた様子でそう言った。でも……。
「良かったじゃん」
ポンポンッと肩を、頭を撫でられる。
私に届いていたのは、前原くんからのメッセージ。
その内容は、
【 大丈夫だよ。望月さんはひとりじゃない。良い友達がいるから。
また落ち着いたら連絡するね。 】
前原くん……。
「うん、うんっ……!」
私はふたりに、前原くんの言葉に、泣きながら頷いた。
前原くんは全部お見通しだったんだね。
私が学校に行けなくなってしまうことも。
朱里と梨花がいるから大丈夫だってことも……。
ぜんぶ全部わかっていて、心配してメッセージを送ってくれていたんだ。
そして……。



