こぼれた恋心2 ー2人のそれからー

どんなに涙を流しても、オレの美空への気持ちは無くなったりしない。
この後悔、嫉妬や憧れを抱えたままでオレはこの先も生きていくんだ。




もう2度と会えないのに。







あんなに近くにいた美空が、こんなにも遠くに感じるなんて。


オレは駅のホームでひとり、涙を拭うこともせず、ただ一生懸命に耐えていた。
このどうしようもない悲しみに。








月日は巡って。
春のあたたかい日。

美空が結婚をしたことをインターネットニュースで知った。



「おめでとう」
オレはひとり、部屋の中で呟いた。
決して届くことのない言葉が、じんわりオレの心に染みた。







         ー完ー