星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「もうすぐテストだろ?がんばれよ」

「うん」

「がんばったら、言うことひとつ聞く」

「え、なんでもいいの……?」

「できる範囲でなら」



行きとは違って会話が弾んでいた。


振ってくれた話に私が答えて。


先生の笑った顔が垣間見えて。


いつもみたいに、シーンなんて聞こえない。


私たちの話し声が響き渡っている。


声が小さくても静かな夜だから声が通ってしまう。



繋がれた手から火が溢れそうだったけれど。

何度も見ては気恥ずかしくなって。


こんなキモチになったのはひさしぶりだった。

なんというのか思い出せないほどに。



先生の隣にいると楽しい。うれしくなる。


「先生」

いつもみたいに「ん?」と言って振り返ってくれる。

「連れてきてくれてありがとう……」



先生はにこりと微笑んで、私の頭に手を置いた。

この時間が終わらなければいい、とひたすら願っていた。