星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「「あっ…………」」

ふたりの声が重なった。



「今流れた……?」

「流れた」


一瞬しか見えなかったけれど、消えてしまったけれど、私の胸に刻まれた。

夜空に長い光の尾を引いて、どこまでも美しく消えた。

私の胸に目に焼きついて、消えない。





「私たち誰かに見つかったら怒られちゃう……」

「そうだな」

「うん……」

「でも俺は花園と見れてよかった」



先生がとびきりやさしく笑いかけてくれた。

同じ顔を返したい……のに。



返せないーー。



「私も……先生と見れてよかった」


先生が立ち上がった。その瞬間私を包んでいたぬくもりが消えた。

寂しい、と思った。思ってしまった。

止められなかった。



私も立ち上がって先生の隣に並んで、前に行こうとした時。

先生が私の腕を掴んで歩き始めた。


「花園、こわがりだし、すぐ転ぶから」

「先生、ありがとう」


先生と目を合わせてお礼をいえば、先生が目を細めてくれた。