星空は「好き」を繋ぐ明日への光

大きな音の風が吹いた。

「ひっ…………」



思わず洩れた声に先生が反応した。

先生は私のほうを向いて、不思議そうな顔をしていた。

私は余計に恥ずかしくなる。


「どうした?」

「なんでもない……」

「なんでもないのにあんな声出さないだろ」

「なんでもない……」


最後まで言い張るつもりだったのに、先生がフッと笑った。


「こわい?」

「こわくない」

「ふーん」


先生はまた前を向いてしまった。

さっきの風の音がまだ耳に残っていてこわい。

私は膝におでこをくっつけて待っていようとした。




「花園」

先生が私を呼んで、少しだけ口角を上げている。

その顔が少しだけ意地悪にも見えた。


「こわいならもう少しこっちに来たら?」

先生が自分の隣を叩いてそう言った。

さっきみたいに「こわくない」と言い張れるほど余裕がなかった。


「うん」