星空は「好き」を繋ぐ明日への光

この時本当は聞きたかったんだ。

でも"関係"を壊したくなかった。

ただの自分勝手だった。





「花園って空見たり星見たりするの好き?」

「好き」

「やっぱり。俺も好き」


私が言われたわけでもないのにドキドキしている自分がいる。



「先生の名前にも"星"って入ってる」

「そうだな」


自分で話を振ったのに私はハラハラしていた。

触れられるのがこわかったから。

"名前"の話が終わって安堵した。




私と先生の間にはいつも"沈黙"というものがある。

私も話すほうではないし、先生も話すほうではないから仕方がない。

沈黙が嫌だから、と話をバンバン振れるほどコミュニケーション力が高くない。



そのまま流星群が見られるまで体育座りして待つことにした。







さっきよりずっとずっと寒くなってきた。

そして、ほんとはこわい。

あまり暗いところが好きじゃない。

先生との距離はけっこうある。ひとひとり入れるくらいの距離がある。



風の音が誰かの唸り声に聞こえるのが何よりもこわい。

吹かないで、と思っていても。