星空は「好き」を繋ぐ明日への光

空に煌めく星と月の下(もと)をふたりで歩く。

世界に私たちしかいないみたい、だと思った。

街灯に照らされてふたつの影が伸びているのが見える。


「もっとあがるの……?」

「そう」


体力がない私はもう息が上がっていて、はぁはぁが閑静の中に響いてしまいそう。

少しだけ先生との距離ができてしまっている。

なんとか追いつこうと必死に歩く。


今歩いている山道らしきところは私は来たことがない。

平坦な道ではないため、何度もつまずきそうになる。


進むにつれて街灯は減ってくる。

鳥目の私はだんだんつらくなってきた。

黒い服を着ている先生が見えなくなってきて焦っている。






そんなことを思っていた時。



「あ……」

枝らしきものに足をひっかけた私が前に倒れそうになった。

ぎゅっと身体全体に力が入った。


「……あぶね」


先生の顔が数センチのところにあった。

先生の腕が私の背中に回っている。



状況を理解した私の顔がまた熱くなっていく。