星空は「好き」を繋ぐ明日への光

あの後は急いで作業を終わらせた。

つまらない作業だったけれど、先生と流星群を見に行ける、と思ったからがんばれたんだと思う。


思わず頬が緩みそうになってしまった。

だけどやっぱり笑えなかった。

いくら先生と過ごせるって思っても。


我慢したのか、それとも心の底から笑えなかったのか、考えるのはこわかった。






いくら日中があたたかくても夜は寒い。

あたりは漆黒に染っていて、このまま呑み込まれてしまうんじゃないか、と思うほど。

わずかな街灯が足元を、上を向けば三日月が私たちを煌々と照らしていた。



声を潜めて静かに歩く。少しだけ気味が悪い。



冷たい風が吹いたので、身震いをした。

こんなに寒いとは思っていなかった。



「だからあたたかくしてこいって言ったのに」

先生はそう言って着ていたパーカーを脱いで私にかけてくれた。

「先生が寒くなるから……」

「俺は大丈夫。もうちょっと歩くからな」