星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「泣いてない……です」

ひさしぶりに発した声は自分でも驚くほど掠れていた。

そして驚くほど暗かった。


「よかった」


私が答えると安堵したように少し笑った。




え?笑った……?


人間なのだから笑うのは当たり前。


でも私はある言葉が引っかかった。


『先生ってクールなところがいいよね〜』


私の頭にはたくさんのハテナか浮かんでいる。


「ほんとに大丈夫か?」

私は浅く頷いた。