星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「じゃあこれホチキスでとめて」

私は先生から大量の紙を受け取って、黙々と作業を始めた。

先生のボールペンの音と、ホチキスのパッチンという音だけが響いている。


さっきのこと。

『今日仕事多いから勉強明日でもいい?』

申し訳なさそうに言ってきた先生に、私から声をかけた。

テスト対策のプリントを全員分ホチキスでとめるという仕事。

ひとりでは時間がかかると思い、私も手伝うことにした。




先生との間に流れる沈黙にはなれているけれど、今日は少しだけこわいという気持ちがあった。

昨日のことを聞かれそうでこわかった。

ずっと話さないのも不自然で。

私はひとりで焦っていた。


恐れていることは起きてしまうんだ。




「昨日楽しかった?」

下を向いて作業をしていたけれど、先生がこっちを見ているのはわかった。

私はどうしたらいいかわからず、首を縦に振った。

縦に振っているのは、楽しかったと言っているのと同じこと。