星空は「好き」を繋ぐ明日への光


結局、私はひとりになってしまった。


最初はついて行ったけれど、途中ではぐれてしまった。

いや、はぐれさせるようにしたんだと思う。

先生もひとりひとりをきちんと見ているわけもなく、私に気づかずどこかへ行った。


呆然と立ちつくしていたけれど、都内で制服を着た高校生がひとりで立っているのはあまりにも滑稽で。

まわりの視線が痛くて、行動を始めたけれど、行先はない。


見学区域はかなり広く、同じ学校の人と会うことは滅多にない。


これだけが救いだった。




とはいえ、5時間もふらふらしていることはできないから迷う。

やっぱりこなければよかった、といまさら後悔。


そのままあてもなく歩き続けた。





▷ ▷ ▷


少しだけ日差しが弱くなってきた。

あっという間に……というわけではないけれど、なんとか時間が過ぎていった。


小波の音だけが聞こえる静かな場所にいる。

空の色をキレイに映して、どこまでも渺々として青い。

日は西向きに傾いてきていて、海が少しだけオレンジ色にも見える。