「先生って朝こんなにはやいの?」
「なわけないだろ」
「え?じゃあなんで……?」
はぁ、とため息混じりに、
「心配だったからだよ」
「えっ…………」
「もう言わない、聞こえなかったならいい」
私はうつむいてしまった。
嫌だったからじゃない。
わからない……何これ。
先生が私の顔を覗き込んだ。
たぶん今私顔赤い…………。
「せんせ……ありがと……う」
「ん、がんばれよ」
先生は私の頭に手を置いて去っていった。
心臓が早鐘を打っている。
森閑とした廊下に響いてしまいそうなほど心臓が大きく動いている。
あの、頬を触られた時と同じ。
ずっと、いつまでたっても顔が冷めることはなかった。
先生といるといつも考えてしまう。
なんで私楽しんでるのって、なんで話してるのって。
いつもはすぐに出なかったコトバも今はスラスラと出てしまう。
先生に近づきたくなかったはずなのに。
今は近づきたい。
先生はいつも簡単に私の心を動かす。
笑っちゃだめと言い聞かせると心臓をわしづかみにされたようで。
心苦しい。
今までの私に戻りたいのに、もう遅くて。
歯止めが利かないんだ──────。
「なわけないだろ」
「え?じゃあなんで……?」
はぁ、とため息混じりに、
「心配だったからだよ」
「えっ…………」
「もう言わない、聞こえなかったならいい」
私はうつむいてしまった。
嫌だったからじゃない。
わからない……何これ。
先生が私の顔を覗き込んだ。
たぶん今私顔赤い…………。
「せんせ……ありがと……う」
「ん、がんばれよ」
先生は私の頭に手を置いて去っていった。
心臓が早鐘を打っている。
森閑とした廊下に響いてしまいそうなほど心臓が大きく動いている。
あの、頬を触られた時と同じ。
ずっと、いつまでたっても顔が冷めることはなかった。
先生といるといつも考えてしまう。
なんで私楽しんでるのって、なんで話してるのって。
いつもはすぐに出なかったコトバも今はスラスラと出てしまう。
先生に近づきたくなかったはずなのに。
今は近づきたい。
先生はいつも簡単に私の心を動かす。
笑っちゃだめと言い聞かせると心臓をわしづかみにされたようで。
心苦しい。
今までの私に戻りたいのに、もう遅くて。
歯止めが利かないんだ──────。



