星空は「好き」を繋ぐ明日への光

私は先生の近くに並んで先生を見ずに、先生が見ている方向を見て言った。





「私もね」

「笑えないんだ、笑っちゃだめなんだ、なのに……先生といると忘れちゃうんだ、だめなのに……忘れちゃうの……先生がかけてくれた言葉すごくうれしかったんだ……っ」

「先生といると笑えるんだ……っ……だめなのに……」


先生は何も言わずに向こうを見ていた。

余計なことを聞いたのは私。

やっぱり反応してもらえない……と肩を落とした時。




先生が私に歩み寄った。

先生から落ちる雨粒が私にも落ちてくる。



今までにないくらい近い距離。

先生の胸が私の真正面にある。






「ありがとう」

「えっ……」



先生が少しだけ口角を上げて私に言った。

「俺も、花園といるとなんかわかんないけど笑える」




そして先生が私の頬に触れた。

冷たくなった頬が熱を帯びていくようだった。


ただこれだけなのに全身が熱くなる。