星空は「好き」を繋ぐ明日への光

先生の顔が私の"あの時"の顔とふたたび重なる。

先生から寂寥感が漂ってくる。




間を置いてから先生が答えた。








「俺は────」

「笑えないから、笑っちゃだめだから」



先生が私を見ずに言った。つぶやいた。


この時の先生の顔を忘れることはないと思う。




私たちの間にまた沈黙が流れる。

何度目の沈黙なんだろう。





サンダルに雨が入ってきて靴下が濡れている。

紺色の靴下にジュワッと広がって色を濃くしている。



雨がブラウスにスカートに浸透して冷たい。

寒くて指先まで冷たくなっている。











私は先生に翻弄されてるみたいで。

いつの間にか猜疑心なんてどこかに行ってしまっていた。

"あの時"心に誓ったのに。

"あの時"から誰も信じられなかったのに。


今、一番混乱しているのは自分。

この感情が何かすら今の私にはわからない。

ひとことで表すなら"無節操"。


ほわほわした気持ちになったのに、現実に戻されて。

うれしくなったのに、また元通りになって。