星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「先生」

先生って呼んだら、いつもは振り向いてくれるのに。

「先生」



私の声が小さいから?

雨の音がかき消すから?





それとも……。





誰かを想っているから?



私もわからない。

先生と話しちゃだめなのに。

先生といると笑っちゃいそうになるから。

あの時作った壁を壊しそうになるから。



なのに私は話しかけているんだ。

意思に背いたコトバをかけてしまうんだ。



誰かが私を操るみたいに。




「せんせ……い」




先生には聞こえない────。


「せんせ……っ」

「…………」




「せんせい……!」

「ん?」


と、振り向いた先生はいつもの顔だった。




「先生って……」

「うん」

「な、んであまり笑わないの……?」

「…………」

「なんでいつも悲しそうな顔してるの?」




先生の顔が歪むーーー。

つらそうに切なそうに。



たぶんこれは先生が一番触れられたくないこと。

だから────。