星空は「好き」を繋ぐ明日への光

授業が終わったあと。


「花園さんずっと先生みてなかったー?」

「ええっまじ!?大人しい顔して実は狙ってる感じ?」

「はぁっ?身の程知らずじゃない〜?」

「みんなの先生なのにね〜ああいうのむり〜」


見てないじゃん……私はただ黒板を見てただけ。


「あいつエンコーしてるらしいぜ?」

「「「えーっ」」」
 

男子も女子も結局は同じで。


いつものことなのに……何度聞いても胸が痛む。

この気持ちを胸に仕舞って、平気な顔をするのもいつものこと。


「目障りだから消えてほしいんだよねぇ」



もういいじゃん……。


大丈夫だよ。



そんなこと言わなくたって。



私はもう少しでこの学校から消えるんだから。