星空は「好き」を繋ぐ明日への光

私の体はそこまで自由に動くものじゃない。



大きな音を立てて散らばったワーク。

恥ずかしくて、情けなくて。

こうやって当たり前のことがひとつひとつできなくなっていく。


そのことを改めて思い知った。



「花園さん〜〜大丈夫〜〜?」

この声は私に向けた声じゃない。


"先生"に向けた声だから。


いつもの怒りを含んだ声じゃなく、甘い声。




先生ももってくれるって言ったのに……強がってひとりで持とうとしたのに持てなくて。



結局なにもできない私。


私に向けられる甘い声よりも態度が違う彼女たちよりも自分が一番嫌だった。




私がノートに手を伸ばした時、脇から伸びてきた手がノートを拾い上げた。



私は反射的に顔を上げる。


「怪我してない?」

私は軽く頷いた。


「ひとりで持たせてごめんな」

先生が謝ることなんてない。


私が勝手に起こしたんだから。