星空は「好き」を繋ぐ明日への光

それから化学の授業があって、私は先生と目が合ってしまった。

また何か言われると思って、ぱっと目を逸らした。

今までならぜったいにすぐできた。

だけどなぜか罪悪感があったんだ。



その原因は自分にもよくわからなかった。





その日の放課後のこと。


「花園化学係だったよな?」と。


入学してすぐに決めた係。



明日から使う化学のワークをとってきて、教卓においてほしいとのことだった。


明日使うなら明日でいいじゃん、と心の中で愚痴を零す。



その時脳裏に浮かんだのは先生。


先生が化学の先生ってわかってたら選ばなかったのに。


私は教室でひとり肩を落としていた。



「何してんの?」

歩生さんたちだった。


「せっかく構ってあげようとして下で待ってたのにこないから何してんのかなって思ってたら天海先生のところにいくわけ?」


一歩近づいてこれたら、私も一歩下がる。


同じ距離を保っていたのに。